激動の2020年、独立開業
今年もついにあと1日となりました。
コロナで環境が激変し、働き方の転換を余儀なくされ、余暇の過ごし方もすっかり変わってしまいましたが、皆様にとってはどのような年だったでしょうか?
私にとって2020年は、コロナの影響以外にも大きな変化があった年でした。30余年の会社勤めを卒業し、10月から個人事業主となりました。こんな時期に独立とは、と心配してくださる方もありましたが、おかげさまで、ブランクなく仕事をいただき、大変幸運だったと思います。ホームページもなく、営業活動もこれから…という段階だったので、ご縁以外の何物でもなく、お声がけくださった方々に心から感謝を申し上げます。
実は、独立を考え始めたのは10年以上も前のことで、ロールモデルはGE時代にアメリカで出会った、二人の個人事業主でした。別々のタイミングで出会ったのですが、仕事や家族、そして余暇も大切にした働き方が共通しており、こんな働き方ができるんだ!と憧れました。当時は娘が保育園で、マネージャーとして数名のチームをまとめていた私は、いつも余裕がなく、好きな仕事を選び、在宅メインで働き、余暇もゆっくり楽しむ彼らが理想的に見えたのです。(コロナの影響で日本でも今年は在宅勤務が急増しましたが…)
すぐに独立しよう!とは思わなかったのですが、ここ2-3年は私の中で機が熟したのか、ふとしたタイミングで、「そろそろ独立したら?」という心の声を聞いていました。そんな折、会社の変化や夫の転勤、両親のことなどいろいろあって、独立に踏み切ったのですが、やはり独立してよかったと思っています。
まずは、私が好きで得意な分野に仕事を絞っているので、気持ち的に余裕がありますし、あの本も読んでみよう!とか、こんな風にしたらもっとわかりやすいのでは?と工夫を楽しみつつ、仕事ができます。(…とはいえ、なかなか資料作成が進まず、産みの苦しみを味わうこともしばしばですが…)
そして、自由に時間を使えることも醍醐味です。天気の良い平日に友人とゆっくりランチをすることもできますし、遠方までのウォーキングもできます。会社勤めであれば、フレックスタイムの制度があっても、急に「ウォーキングしたいので2時間外します」というわけにはいきませんよね。(その代わり、やるべきことが終わっていなければ、長時間労働になりますが、それは反省とともに納得がいきます…笑)
コロナで不便になったことは多いですが、私にとっては、家族や健康、働く意味などを考え直す時間を得たり、新たなステージの準備をしたり、といった良い面もありました。来年も不透明な状況は続きそうですが、視野を広げ、新たなやり方を試し、素早く行動していきたいと思います。
最後になりましたが、独立に際しまして、陰に陽にいろいろとご尽力くださいました皆様、本当にありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。そして、今後ともご指導・ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。