リコー マネージャー研修
300名の管理職の方を対象とした研修を担当させていただきました。
◆事業変革を加速するマネジメント・スタイルへのチェンジ
リコー様は、OAメーカーからデジタルサービスの会社への変革の中、カンパニー制を導入され、迅速な意思決定とお客様に寄り添ったサービス提供を加速されています。
その中で鍵になるのは「自律型社員」です。今、多くの会社で求められていますが、私がパッと思い浮かぶイメージは「2019年 ラグビー ワールドカップの日本代表チーム」です。チームの目標を達成するために、一人一人が考え、動き、トライして、成果を上げる。能動的に動くが、自分勝手ではない。しっかり組織に貢献するが、一々指示を必要としない。
そんなチームを作るためには、管理職が鍵になります。リコー様の場合は「管理から支援へ、マネジメントのパラダイムシフトを起こしたい」と明確なビジョンをお持ちでした。そこで、その想いを形にするために、具体的にどのようなコンテンツを作り、どのような形で提供をするか、を設計・実行する部分を担当させていただきました。
◆結果は?
今回は、コンテンツ作成からオーダーメードの研修でしたが、結果として、オンラインでの3時間研修を計10回開催し、約300名の部長クラスの方々にご参加いただきました。
事後アンケートでは、91%の方が「研修に参加して意識の変化があった」、98%の方が「学んだことを今後のマネジメントに活用できる」と、嬉しい評価をいただきました。
このような高評価は、人事部門の方との協働の賜物です。ビジョン、戦略、会社の状況をはじめ、マネージャーさんの日々の課題感を具体的に理解してこそ、痒い所に手が届く内容にできたわけですから。
そして、私が心掛けたのは、短時間でわかりやすい、効果がありそう、やってみよう、と思って頂けるものにすることです。実践していただくには、まず、わかる、やりたい、やれる、という三拍子が大事ですものね。
◆マネージャーのミッションは支援して導くこと。自律的人材になるのはあくまで社員本人
今求められているマネジメントは、昔のような上意下達ではなく、ミッションや価値観、目標、情報を共有して、各人に自分で考えて動いてもらうようにするスタイルです。各人が能動的に動いてゴールを達成してもらうように働きかけるのが、今クローズアップされている「支援」です。
「それはわかってはいるけど、今まで自分もそんな対応してもらったことないし…難しそう」とか、「そんなヌルイことでこの厳しい状況を乗り切れるのか?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、なぜ「支援」に変わらなければいけないか(Why)、それはどんなことか(What)、そして、具体的にどのようにすればよいのか(How)に沿って、演習しながら、参加者の皆さんにも自由に発言していただくと、3時間という短時間でも「わかった、できそう、やってみたい」という気持ちになっていただけるのですね。 こういう瞬間が、本当にエキサイティングで、この仕事の醍醐味だなぁと感じます。
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